ディオニューソス

[ギリシア・ローマ神話]

名称Διόνυσος(ディオニューソス)【古代ギリシア語】
Bacchus(バックス)【ラテン語】
容姿頭に葡萄の蔓を巻いた姿。
特徴葡萄酒の神。演劇の神。
出典アポッロドーロス『ビブリオテーケー』ほか

狂乱と快楽を好む葡萄酒の神さま!?

ディオニューソスはギリシア・ローマ神話の葡萄酒の神。演劇の神でもある。ゼウス(Ζεύςと人間の女セメレー(Σεμέλη)の子で、頭に蔦の冠や葡萄の蔓をつけた姿で描かれる。本来、狂乱と陶酔を伴う東方の宗教だったとされ、理性を好むギリシア人からは迫害されたが、次第に熱狂的な信者を増やし、ギリシア神話に取り込まれたものと考えられている。

しばしばアポッローン(Ἀπόλλωνと比較されるのは、哲学者ニーチェが熱狂的芸術を「ディオニューソス的」、理性的芸術を「アポッローン的」として対比したため。これ以降、さまざまな分野でこの対比が用いられる。