ドヴェルグ

[北欧神話]

【言語】Dvergr(ドヴェルグ)、Døkkálfr(デックアールヴ)【古ノルド語】
【出典】『エッダ』ほか

神々の名器を作る地下世界の小人族

ドヴェルグは北欧神話に登場する小人族のこと。原初の巨人ユミルの死体から湧いたウジ虫で、神々によって人間のような身体と知性を与えられたという。美しい妖精であるリョースアールヴに対して、醜い妖精としてデックアールヴと呼ばれることもある。地下に棲み、非常に醜い姿をしているが、鍛冶の名手として知られ、オージンの武器グングニルやソールの槌ミョッルニルなど、さまざまな道具を製作している。英語のドワーフ(Dwarf)の原型になっている。