ガルム

[北欧神話]

【言語】Garmr(ガルム)【古ノルド語】

鎖を解き放ち、ラグナロクの幕を切って落とす

ガルムは北欧神話に登場する真っ黒い巨大なイヌ。冥界ニヴルヘイムの番犬で、冥府ヘルの入り口にある洞窟グニパヘッリルに鎖で繋がれていて、許可のない人間の冥府への侵入を阻んでいる。ガルムは殺した人間たちの血で胸元を真っ赤に染めている。しばしば北欧最高のイヌと呼ばれる。ラグナロクのときには鎖から放たれ、真っ先に駆け出して行く。そしてテュール神の喉を噛み切って相打ちになるという。