ヨルムンガンド

[北欧神話]

【言語】Jǫrmungandr(ヨルムンガンド)【古ノルド語】
    Miðgarðsormr(ミズガルズオルム)《ミズガルズの蛇》【古ノルド語】
【出典】『王の写本』『エッダ』ほか

この世界をぐるりと取り囲む大蛇!?

ヨルムンガンドは北欧神話に登場する巨大な大蛇の怪物。ロキ神と女巨人アングルボザの子供で、うまれてすぐに海に捨てられた。その後、どんどん大きくなり、やがてこの世界をぐるりと取り巻いて自分の尻尾を銜えるほどに大きくなったという。ソール神とは何度か対決し、ラグナロクのときには激しい津波を起こしながら、毒の息を吐いて陸地に攻めてくる。そしてソールの槌ミョッルニルによって殴り殺される。それと同時に、ソールもヨルムンガンドの毒によって死んでしまうという。