ロビスオーメン

[ブラジル伝承]

名称Lobisomem(ロビスオメーン)【ポルトガル語】
〔ポルトガル語のlobo《狼》+homem《人間》〕
類似 Lobizón(ロビソン)(ブラジル,ウルグアイ),Lob Omem(ロブ・オーメン)(ポルトガル),Lob Ombre(ロブ・オンブレ)(スペイン)
容姿二足歩行の狼、あるいは人間の頭を持った狼。
特徴人狼。旅人を襲う。噛みつくことで伝染するとも。

南米に伝わるオオカミ男!?

南米にも人狼伝説はある。ブラジルやウルグアイ、ポルトガルなどに伝わっているのがロビスオーメン。ポルトガル語で《狼》を意味するloboと《人間》を意味するhomemの合成語だ。その姿は直立歩行する狼だとか、人間の頭部を持った狼だとされるが、昼間は人間と変わらない姿をして村に紛れ込んでいるという。夜になると旅人や村人を手当たり次第に襲うため、村の住民を恐れさせたという。

7人姉妹の末に生まれた男の子がロビスオーメンになるとか、犬の皮の上に寝転んでしまうとロビスオーメンになるなどの伝承が残っているが、やっぱり有名なのはロビスオーメンに噛みつかれて感染する場合。ロビスオーメンに噛みつかれた人間もロビスオーメンになってしまう。でも、同じ方法で他人に感染させる治るという。

人間の姿になっているときのロビスオーメンは家畜の飼育場などを好むとされ、ブラジルやウルグアイの女性は、飼育場の近くをうろつく男性に声を掛けられても、警戒して一緒には出掛けないという。