ミーミル

[北欧神話]

名称Mímir(ミーミル)【古ノルド語】
容姿首だけの巨人。
特徴賢人。
出典『ギュルヴィたぶらかし』ほか

オージンも信頼する知恵の巨人!?

オージン(Óðinn)の相談に乗る非常に賢い巨人。オージン率いるアース族(Æsir)と、別の神々であるヴァン族(Vanir)との間の戦いがあり、その和睦の際、ミーミルはヘーニル(Hœnir)と共に人質としてヴァナヘイム(Vanaheimr)へと連れて行かれた。しかしヘーニルは常に優柔不断でミーミルと相談ばかりしていて、まるで期待したような神でなかったことに腹を立てたヴァン族はミーミルの首を刎ね、アース族の元へとミーミルの首を送り返したという。オージンはその首に薬草を塗って生き返らせると、様々な知識を語らせた。以来、ミーミルはオージンの相談役になった。ラグナロク(Ragnarøk)のときにも、オージンは真っ先にミーミルに助言を求めている。

ユッグドラシッル(Yggdrasill)の3本に分かれた根のうち、霜の巨人の国へ伸びた根の根元には、知恵と知識が隠されている泉があり、ミーミルが所有しているため、ミーミルの泉(Mímisbrunnr)と呼ばれる。貪欲に知識を求めるオージンは、この泉の水を一口飲みたいとミーミルに頼んだが、その代価として片方の眼を求められた。これに応じたため、オージンは片目となった。

《参考文献》