セテク(セト)

[エジプト神話]

【言語】Stḥ(セテク)【英語】

ホルスと対立するエジプト神話の邪神!?

セテクは古代エジプトの神話に登場する神さま。砂漠や嵐、戦争、異邦などを司る神で、ジャッカルあるいはそれに似た架空の動物の頭部を持った姿で描かれる。この動物が何なのかは謎で、しばしば「セテクの動物」と呼ばれる。イヌやキツネに似ているが、長く鳥のクチバシのようなものを持っている。彼は太陽神ラーの息子で、夜の闇を支配する戦闘の神であった。ラーが航海するときには舟の先頭に立って邪悪な大蛇アーペプ(アポピス)と戦った。けれども、ウシル(オシリス)神を中心とした神話の中では、ウシルが秩序、文化を司るのとは相反する属性としてウシルと敵対している。セテクはウシルを謀殺し、身体をバラバラにした。そしてウシルの息子ヘル(ホルス)に敗れて地下世界へ追いやられるのである。