テューポーン

[ギリシア・ローマ神話]

名称Τυφῶν(テューポーン)、Τυφωεύς(テュポーエウス)【古代ギリシア語】
容姿両手が東西の果てに届き、頭が星に擦るほどの巨人。
特徴大神ゼウスの最大の敵。
出典ヘーシオドス『神統記(テオゴニアー)』ほか

ギリシア神話最大の敵!?

テューポーンはギリシア・ローマ神話に登場する怪物。ゼウスらオリュムポスの神々がクロノス率いるティーターンたちを倒して奈落(タルタロス)に封じ込めたことに腹を立てた大地の女神ガイアがタルタロスと交わってうみだした怪物で、オリュムポス山目指してやってくるこの怪物を見て、ゼウスを除いたほかの神々はあまりの怖ろしさに動物に身をやつしてエジプトまで逃げ出した。ゼウスは単身、テューポーンと戦うが、一度は敗れ、手足の腱を切り取られて洞窟に閉じ込められた。テューポーンはモイラたちに騙されて「無常の果実」を食べたために力を失い、ヘルメースとアイギパーンに救出されたゼウスにアイトナ山(エトナ火山)の下敷きにされて倒された。今でもこの火山が火を噴くのはテューポーンが暴れているからだという。