最近の雑記

Adobe Premiereで動画編集作業に没頭中。I'm very happy NOW!!!

2011年02月12日

大学時代に演劇研究部に所属していた。ボクは工学系の大学だから、パソコンに強い人が多い。その関係かは分からないけれど、演劇のオープニングは凝った動画を流す、というのが、何となくボクの劇団の不文律みたいになっていた。お客さんが芝居小屋に入ると、やがてオープニングムービーが流れて、キャストやスタッフが紹介される。そして最後に演出の名前が大きく出て、それから明かりがついてお芝居の本編がスタートする。何となく、そんな型があって、みんなそれを踏襲していたように思う。

当時、同級生のアシモが素敵なオープニングムービーをPremiereで作成していた。映像がすぅっと他の映像のキャンバスの中に入っていく演出があって、すごく印象に残っている。難しいのかなあと思っていたんだけど、結婚式の準備のときに、もしかしたら使うかもしれないと思って、PremiereもセットになっているAdobe CS5を購入しておいた。でも、結局、IllustratorとPhotoshopは稼働したものの、その他のソフトウェアはインストールされることもなく、封印されていた。

今回、撮影した動画を自分たちで編集してみようと、思い切って64ビット版のパソコンを購入。で、Premiereを使ったみた。

思っていたほど難しくはなかった。入門書みたいなものを片手にああでもないこうでもないとやっていたら、それっぽいものになる。特にアニメーションなんか、すごく頑張ってつくってしまった。秒数にすれば数秒なんだけど、その数秒のために命をかける、みたいな(笑)。再生するまではどうなるかなーって思っているんだけど、思い通りに動いたときには、もう、感動。「できたー」って絶叫してしまう。

作り手サイドに立つってのは面白いなあと思った。視点が変わる。Premiereを使い始めてから、すごくテレビの効果を見るようになった。なんてことのない番組でも、テロップとか、場転とか。意外と何もしてないように見えて、いろいろと効果を使っている。うーん。こんなにテレビを見たことはないってくらい、今、注視して見ていると思う。

ギリシア旅行や鳥取旅行も、こうやって編集して保存しておこうと思う。ふふふ。今、とてもハッピィなボクだ。

おぉ、水谷フーカの漫画を書店で発見!!

2011年02月09日

八朔シータという名前は、ボクが文章を書くときに使っていたペンネームだった。何となく、素人のクセに、書店に並んだときをイメージしてつけた。greenbardだと、背表紙に書くときに横向きになってしまうから、日本語がいいよなあ、と。漢字とカタカナの組み合わせって、見た目もきれいだなあと思っていた。

そんなときにインターネットをサーフしていたら、「水谷フーカ」という字が飛び込んできた。きれいなイラストを描く人で、それで思わず目を奪われたんだけど、次に作者の名前を見て、その文字の美しさに、もう一度、目を奪われた。「水谷フーカ」。きれいだ、と思った。

そのときの強烈な印象が、ボクを「八朔シータ」にしたのだと思う。もちろん、「水谷」の方が画数は少ないし、左右対称だし、全ッ然、きれい。だけど、まあ、ね。いいじゃん。

そのイラストレータ・水谷フーカの漫画を、偶然、本屋さんで発見した。『チュニクチュニカ』。平積みにされていたのだ。同人誌的な活動をしているのは知っていたけど、こうやって一般の書店に並んでいるとは思わなかった。もともと、色づかいがきれいで、柔らかい絵を描く人だから、白黒の漫画にはあんまり向いていないのかもしれない。でも、やっぱり、独特の感性が冴え渡る作品だった。

『チュニクチュニカ』

たまたまボクが昔から気に入っているイラストレータさんの本だから、この際、ここで勝手に宣伝とかしておこうと思う。水谷フーカ『チュニクチュニカ』、好評発売中!!

水谷フーカ嬢のウェブサイト:「猫街」

メアド変わったのにナァ……(苦笑)

2011年02月08日

iPhoneを買ってウキウキして、色々と自分用にカスタマイズして、ああでもないこうでもないとやっていたら、メアドを変更したのに、ほとんど誰にも連絡していない状態だった。半月くらい経っていたのかな。まるで本人、自覚なし。今日、偶然、駅でY岡嬢に会ったときに「あんたさー。最近、メアド、変えたでしょー。あたしのこと、縁切ろうとしてないー?」と詰問されてしまって(笑)。それで思い至る。おー、そうか。みんなに連絡してないなーって。

というようなワケなので。悪意はなかったの。ホント。みんなにメアド変更のお知らせを送っている最中に、多分、別の作業が入って。そのまんま放置プレーになっていた。正直、誰に送って、誰に送っていないか分からなくなってしまったよ。とほほ。

ボクって、よくこういうことがある。ホント、直さなきゃいけないなあとは思っているんだけど。何か作業に没頭したら、それ以外のことは忘れてしまう。スミマセ~ン(>人<)

2台目PCを購入! ふっふ~♪

2011年02月07日

実はかねてよりパソコンがもう一台、欲しかった。最近、アバター系のウェブサイトが多い。アメーバピグもそうだし、ココネもそう。そうすると、ちぃ子と二人でネットにアクセスしたくなる。デートってわけでもないんだろうけど、二人で電脳世界の中を遊んでみたいという欲求はあった。でも、なかなか購入に踏み切れなかった。パソコンって高いからねー。

でも、今回、必要に迫られたので、思い切って購入してみた。真っ赤な派手なパソコン。

深紅のPC

実は我が家のパソコンは32ビット版だった。でも、動画編集ソフトのAdobe Premiereは64ビット版のマシンじゃないとうまいこと動かない。せっかく今回、長野で撮影してきた動画を、何とかAdobe Premiereで編集したくって、これを機に64ビット版のパソコンを新規で購入することにした。併せてパソコン環境も整理して、無線でプリンタに繋いだり、外付けHDDに繋いだりできるようにした。

これで、ね。二人で電脳デートができる(笑)。楽しいのかなあ。まあ、こういうのはやってみないと分からないからねー。今度、やってみたら報告することにするよ。

撮影隊、長野へ!!!!!

2011年02月05日

ちぃ子の友人の結婚式のスペシャル出し物として、映像をプレゼントしようということで、遠路はるばる長野県は佐久平までやってきたボクたち撮影スタッフ。スタッフと言っても、レポータのちぃ子とキャメラマンのボクだけなんだけど。編集スタッフは東京にお留守番。旅番組っぽく仕上げたくて、いろいろと案を練ってきた。

ホント、思うんだけど。ボクって凝り性というか。そしてちぃ子も凝り性というか。こういう創作になると、二人とも俄然、本気モードになる。色んな旅番組を録画して、それを何度も見て、カメラワークとか台詞の雰囲気とかを研究。そして本日、撮影だ。

ラッキーなことに晴天。出来上がりはできてからのお楽しみということで。ふふふ。

タイと日本を結ぶ寺

2011年02月04日

結構、職業柄、不思議なことだと思うんだけど。意外なことにボクの部署は出張が多い。今回は名古屋へ出張。名古屋というと観光地というよりは「食」というイメージがあって、食の細いボクとしては大阪と並んで、あんまり魅力を感じない土地。でも、コーヒー党のボクとしては、何となく名古屋でモーニングを食べてみたい気もするかなあ。そんな思いで出発した。

覚王山日泰寺

仕事の話はさて置き。その後、覚王山日泰寺へ行った。日本とタイを結ぶお寺だということで、ちゃんと仏舎利があって、タイの雰囲気があるらしい。行ってみたら、確かに鐘や柱にはタイ語が記されている。一瞬、サンスクリットかなと思ったんだけど、よく見たらタイ文字が並んでいた。境内は法隆寺みたいな感じ。静かで。広くて。時間経過を忘れてしまうような感覚。ボクはこういうお寺がいいなあと思う。結構、きっつきつで建っているお寺も多いんだけど。ぽかーって開放的な雰囲気の方が、ボクは好き。そういう意味じゃ、まさに理想的なお寺だった。

梨丘いるま 2nd Album『Crimson Princess』発売!!

2011年02月02日

久々にyuiさんから連絡があって、いるま嬢がCDを出したとの情報が入ってきた。ボクもそろそろだよなあと思ってはいたんだけど、情報はyuiさんの方が早かった。クソゥ。

いるま嬢とその仲間たち

本当は、ね。ライヴで直接、購入できたらよかったんだけど。何か時間が合わなかったので。仕方がないのでネットで購入。

驚いたのは、ロシア語の曲があったこと。前作ではイタリア語(だと思う)の曲があって、それはそれで驚いたんだけど。誰が歌詞、書いたのかなあ。そして、その楽曲のロシア民族音楽っぽい仕上がりといるま嬢のハイテンションさにも驚かされた。驚かされっぱなしのアルバムだなあ。

実は何を隠そう、このウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」は、シンガソングライタ梨丘いるまの応援サイトだ(と勝手に宣言している!)。んっふっふ。なので、是非是非、彼女の幻想的な音楽に触れてみてー。絶対。イイ。正直、ね。音楽空間上のバランス感覚はピカイチだと思う。

いるま嬢のCDはコチラで購入:梨丘いるま Official Web Site

アメーバピグって面白いと思う。

2011年01月30日

ちぃ子がアメーバピグをやっている。仮想現実のひとつの姿だなあと思いながら眺めている。

いつだったか、アメーバピグという世界の中でAAAのライヴがあって、彼女はそのときにアメーバピグを始めたのだと記憶している。もちろん、「ライヴ」とは言っても、生演奏ではなくって、過去のライヴ映像を配信しながら、マイクパフォーマンスはチャット的な感じでメンバと共有するといったテイストだった。AAAメンバもアメーバピグの世界にアクセスしていて、チャットで繋がっている。だから、同じ時間を共有している。場所も、アメーバピグの世界という位置づけでは共有している。そんな不思議な感覚は確かにあった。

ラジオ番組って、声だけだけど、何かそういう、狭い空間で時間を共有しているような不思議な感覚ってある。DJと一緒に時間を体験しているような……。アメーバピグのライヴは、チャットだから文字だけで、その辺はまだまだ顔が見えないというか。弱いかなと思うんだけど、でも、わざわざアメーバピグの世界で会場まで移動して、そこでステージを見るというのは、面白い試みだよなあと思った。

生の動画を配信すれば、もっと本当の意味でライヴだったと思うんだけど、その辺はまだまだ技術的には難しいのかな。それとも、設備的、あるいは金銭的な理由かもしれない。まあ、でも、スカイプで世界中の人と会議ができる時代なのだから、将来的にはもっともっと面白いものになりそうな感じはする。

でもねー。このアメーバピグみたいに電脳世界に「場所」があるというのは、面白いなあと思っている。どこにいてもネット世界にアクセスできるこの時代に、同じ空間にアクセスしていないと出会えない。もともとチャットってそういう感じだったと思うんだけど。でも、自分のアバターをつくって、地形があって、その中を歩く。ただそれだけで、そこに場所があるかのような感覚になるのだから、人間って面白いなあと思う。

エジプト冒険中!!

……そんなわけで、最近、ボクもアメーバピグの住人になっている。あちこち徘徊しているので。どこかで出会えたら面白いと思う。ふふふ。

自宅にてアイスクリームづくりに挑戦!?

2011年01月27日

Olympicの地下フロアで電動アイスクリーム・メーカを購入。ずいぶん前から「あれ、欲しいねー」とちぃ子と話していたもの。パンとかジャム、それにコーヒーなんかにこだわった生活がボクの理想形。アイスクリームも、自前でやれたら、すごく楽しいと思う。

電動アイスクリーム・メーカ

ミントとカカオのリキュールで、グラスホッパー味のアイスクリームにしてみる。最初っから冒険だ。按配がよく分からないながら、それっぽい味になる。うーん、ステキ。

電動だから、意外と簡単にできた。材料を入れてしまえば、後は機械が自動でやってくれる。容器の中で羽根がくるくると回って、材料が凍ってしまわないようにしている。30分程度でできあがったのかな。いい感じのアイスクリームができあがった。

これから、色んな味に挑戦してみたいなー。

料理を趣味にしようか!!

2011年01月24日

絵を描いたり、小説を書いたり、音楽をつくったり……。ボクは創作が大好きだ。でも、こういう趣味は人生の潤いには貢献しても、生活の足しにはならない。まあ、趣味というものはそういうものであって、全ッ然、ムダでいい。むしろムダこそが趣味だ。何もわざわざ生活の足しになる必要はない。それでも、どうせなら生活の足しになる趣味はないかなあ。そんなことを考えることもある。最近のボクは、珈琲を豆から挽いて自分でブレンドして飲んだり、お酒を集めてカクテルをつくったりという趣味もある。その延長で「料理」を趣味にするのも面白いかもしれない。今、そんなことを考えている。

実はたまたま、セブンイレブンで「男のイタリアン入門」という本を発見した。「一個人」という雑誌の特別編集版みたいな感じなのかな。同じシリーズで「世界で一番おいしいコーヒー」という本を持っていたので、何となく手にとってしまった。これを機に、料理を趣味のひとつと捉えて、本格的に挑戦してみようかしら。

まあ、大体、「男の~」と冠するような料理物の本は材料費が高くなる。凝りすぎ、こだわりすぎの傾向があるってこと。だから、生活の足しにはなっても家計の足しにはならない場合が多い。そんな危惧をちぃ子はしているらしい。でも、趣味にお金がかかるのは、これは致し方ないことだ。だから、まあ、何はともあれ、始めてみようかなあと思う。ボクの理想形は世界各国の民族料理がつくれるようになること。とまこさんみたいに自分流にアレンジしてつくれるのが理想だ。

タコライス

そんなわけで、本日はタコライスをつくってみた。まあ、練習である。これは「彼ごはん」のメニュー。最近、あんまりいい噂を聞かないSHIORIさん。でも、ボクは彼女のカフェっぽい感じのお洒落ーな料理が嫌いじゃない。「彼ごはん」というよりは「カフェごはん」だよなあとは思うけど。

まあ素敵! 疲れ吹っ飛ぶ! 絶景だ!!

2011年01月23日

お城と掛けまして、トリビアの泉に出演するタモリの気持ちと解きます。その心は……どちらも周りが塀(へぇー)ばかり。

最近は怒濤の日々だった。ハード・スケジュール。国際会議があって、その準備に大わらわ。ボクは英語なんか全ッ然、得意じゃない。それなのに、何故だか接遇班に大抜擢されてしまった。ホテルで外国からの講師陣を出迎えたり、控え室でコーヒーを振る舞ったり、おまけに夜の飲み会で日本料理の説明を求められたり……。大慌てで必要な英語を勉強した。ゲストを迎える言葉とか、自己紹介の言葉とか、食材の英単語とか……。やっつけ仕事でどうにかなるものではないんだけど、でも、やらないよりは対策を講じておいた方がいいことの方が多い。その上さらに、会議終了後に彼ら講師陣に渡すフォトブックのデザインまで頼まれてしまって、ホントに怒濤の1週間だった。デザインの能力を買われているのは嬉しいことだけど、でも、突発で時間がない中、捻じ込んでくる仕事っていうのはヘヴィだ。何とか無事に国際会議も終わって、ボクの拙い英語生活も一段落。フォトブックも時間ギリギリに講師陣に渡すことができて一安心だ。心底ヘトヘトになったボクだった。ヘトヘトって言葉を知ってはいたけど、実感したのは今回が初めてだなあと思った。

ランドマークタワーからの夜景♪

写真はランドマークタワーからの夜景。70階からの眺めだ。講師陣との飲み会が終了し、英語で喋るのに疲れたボクを「横浜に住んでいるからには、こういうところに行っておくべき」と、一緒に会議に参加したビジネス・パートナーが連れて行ってくれた。席料だけで2000円ちょっと。テキーラ・サンライズを飲むだけで1500円程度。空間的にも金銭的にも高い! テキーラ・サンライズなんて、家で自分で作ればほとんど数百円の世界なのにね。でも、その素敵な景色と雰囲気だけでこれだけの料金が取れるのだからすごい。それだけの価値がある空間だったことは間違いない。広く開いた窓からの景色に、それだけで何だかふわふわした気分になってしまった。

よし。今度はちぃ子も連れてこよう。

ファンタジィ事典の今後の展望(1月だからね)

2011年01月19日

コーヒーと掛けまして、新人なんだから寝なくても働けるだろうと解きます。その心は……そりゃーやっぱりコク(酷)でしょう。

というわけで(笑)。最近、実は細々と「ファンタジィ事典mini」をマイナ・チェンジしている。ずらずらーっとただただ五十音順に並べていた項目を、それぞれの項目に細分化している。何しろ項目数も250項目を超えたので、そろそろ理想形に向けて再整備していこうかなあと思っているのだ。

ランダム・ピックアップ機能:
何となく「ランダム・ピックアップ機能」ってもっともっと活かせるんじゃないかなという気もしていて、五十音順に並んでいるよりも単項目で整理したいなあという思いがあった。この機能は今、一番、上に表示されているので、常に一番、上に飛ぶように設計した方が、活用されやすい。

地図の表示:
それに、本当は地図も加えたい。たとえば地名なんかが登場しても、それが何処なのかが分からないのでは、情報としての価値はゼロだと思う。「一反木綿は肝属郡の妖怪」と書いてあっても、「肝属郡」がどこだか分からないのなら、この情報とか説明って何の意味もないように思う。だから、地図上にプロットして「ここが肝属郡だよー」って情報提供することも大事かなあと思っている。

情報の時代:
同様に、時代も補足できるのがいいと思う。文献の年代なんかは非常に重要で、ギリシア文献とラテン語文献と聖書を並べたときに、どれが古いのかが分かることも重要だと思う。古い時代の情報と新しい時代の情報(たとえば最近のファンタジィ小説やゲームの設定でもいい)。それは、どれも情報としては正しいけど、ボクの感覚からすると、過去の情報に新しい情報が上乗せされていくイメージがある。幻想世界の住人たちは、そうやって変化、変質していく性質があるので、どこの時代のどの文献のデータなのかというのは、非常に重要なファクタになってくると思う。

ヴィジュアル化:
その他、イラストなんかで解説するのもアリだよなあと思っている。文章じゃ分かりにくいことでも、絵があると伝わることもある。イメージしやすい。幻想動物の絵を描くというだけじゃなくって、ちょっとした解説もヴィジュアル化できるんじゃないかなあと思う。これは今後の検討課題だと思う。

最近は時間があるときには、更新する内容を事前にちぃ子に見せて、分かりにくい点や疑問点がないかのチェックをしてもらうことが多い。素人目線でも面白いページにしておくことが理想形だ。そんなこんなの再整備中である。まあ、そんな感じ。

ギリシア旅行報告 そのいち

2011年01月14日

パルテノン神殿

ギリシアと掛けまして、戦場と解きます。その心は……あっちもこっちも神殿(死んでん)じゃん。(←こらこら)

というわけで、今年の8月に行ったギリシア旅行をご紹介。写真はアテネのアクロポリスに建っているパルテノン神殿。Παρθενών(パルテノーン)は《処女宮》という意味で、アテーナー女神を祀っていた神殿。アクロポリスはアテネ市内、どこにいても見える。最近は高い建物も多いから陰になることもあるけど、大昔は、そりゃー、立派な丘だったんだろうなあって思う。そこに建っていた神殿なのだから、アテーナイの人にとっては、そりゃー、うん。立派に見えただろうなあ。

アクロポリスの周りにはオリーブの樹がたくさん植わっていたのが印象的だった。もともと、海神ポセイドーンとアテーナー女神で、アテーナイの支配権を巡って争った経緯があって、そのときにポセイドーンは三叉の矛で大地を突いて海水の泉を湧かせてアテーナイ市民に与えて、アテーナー女神はオリーブの樹を与えた。結果、アテーナイ市民はアテーナーをアテーナイ市の守護神に選んだのだ。だから、この丘にたくさんのオリーブが植えられているのは、ボクにはすごく嬉しくてしょうがなかった。もちろん、神話の時代から綿々とオリーブが植えられてきたわけではなくて、最近になってギリシア人が植えたものだ。でも、そういう現代ギリシア人の思いが、ボクには嬉しかった。

それにしてもギリシアは暑かった。炎天下。40度を超える。まあ、8月に行ったわけだから、仕方がないんだけど。

言葉による説明は不要

2011年01月09日

最近、ちぃ子はお裁縫にご執心。戸棚のカーテンを縫い、ランチョンマットをつくり、そしてティッシュカバーまでつくろうとしている。彼女もああ見えて、実は女子だったのだ!!

ミシンと掛けまして、若々しい女性の肌と解きます。その心は……どちらも針(張り)があるでしょう。

映画『容疑者Xの献身』を観る。一度、テレビでやっていたのを最後の方だけ見て、堤真一の演技に感動した記憶があったので、今回の放送ではじっくりと腰を据えて観てみようと思って録画しておいたのだ。最後の最後、天才数学者の石神が「……何で?」と言ったまま号泣する。この瞬間、実にいろんな感情が混じり合っていて、堤真一はただただ嗚咽する。全体的に息の詰まる感じの作品だけど。これが一番インパクトのあるシーンだ。言葉による説明は不要。否。説明できない。そんな風に思う。こういう言葉のない演技に感動したのだよなあ。堤真一はすごいなあって。実際の文章ではどういう風に書いてあったのかなあ。お芝居に勝る文章表現があるのだろうか。うーん。読んでみようかしら。……基本的に、ボクは腰が重たい。

I bought "iPhone" yesterday!!

2011年01月08日

スマホと掛けまして、リズム感のないピアニストの演奏を聴くと解きます。その心は……どちらもみんな、店舗で触ります(テンポで障ります)。

さて。というわけで、我が家にも遂にiPhoneがやって来た。iPhone 4だぜ、フォーッッッ!!(←古い) 時代に乗り遅れていたボク。でも、これで追いついた。結局、いろいろと調査してみたものの、使ってみないと分からない。分からない以上は何も論じられないし、語れない。とにかくやってみるべ的な発想だ。いろいろ便利になるかもしれないし。不便になるかもしれないし。でも、まあ、話題になっていて、ユーザも多いわけだし。ある一定の水準はクリアーしているだろうし。それに、使っていれば、いつかみんなで昔を振り返るときにも乗っかれる。

iPhone 4

結論から言えば、予想どおりだった。使い勝手はよくない。慣れる慣れないではなくって。システムとして未発達。過渡期のマシーンといった感じ。でも、まあ、よく作ったよなあ、くらいのものか。今のところ、やりたいことをやるにはスキルが足りないし。期待していなかったところでは役に立ちそうだ。iPhoneで写真に文字を入れてみた。今までPhotoshopを立ち上げて、ペンタブレットで字を書いていたけど。これがiPhone上で全部完結してやれる。これはすごい(笑)。インターネットも見やすくなった。Wikipediaもすらすら読めるし。ファンタジィ事典の更新ペースもあがるかも……よ?

ホトケはユニットを組み、人気が出るとソロ・デビュー!?

2011年01月04日

仏と掛けまして、幸せな旦那さんと解きます。その心は……どちらも神さん(カミさん)とうまく付き合っているでしょう。

「たけしの教科書に載らない日本人の謎!なぜホトケ様を拝むのか」は実に面白かった。内容的には半分以上が知っていることだったけど、その「分かりやすさ」と「見せ方」には感動すら覚えた。的を射た例えが多用されていて、それがよかった。天部が助っ人外国人だとか、大和朝廷は仏像というフィギュアに魅せられたのだとか、仏像はアイドルのようにユニットを結成し、人気が出てくるとソロ・デビューするのだとか、現代日本で例えているところが、非常に上手で、感心してしまった。

こういう視点って大切だよなァ、と思う。ファンタジィ事典は真面目すぎるので、こういうお遊び的な、それでいて的外れじゃない例えって見習うべきところがあると思う。でも、この例えって、本当はすごく難しい。日テレはさらりとお洒落にふざけていたけど、それがさらりとやれてしまうところが、この番組の底力だと思う。

片手で打てるというインターフェイスは最強だと思うけど。

2011年01月03日

夫婦と掛けまして、「うわー、お腹いっぱいなのにおいしそうなチョコレートが並んでいるよー」と解きます。その心は……どちらもそのうち空気(食う気)になるでしょう。

恐妻家スペシャルを見て。怖かったなァ。身を削ってがんばるなァ、芸人さんは。いつまでも仲のいい夫婦でいたいものだなァ。

今日は正月休み最後ということで、ちぃ子と横浜までデート。iPhoneとかアンドロイドとか、最近のケータイ事情を勉強しに出掛けた。で、結論。中途半端かなァ、というところ。ケータイとしては不要な機能が多い。でも、PCとして考えたときにはやれることが少ない。まさに帯に短し襷に長し、といった感じ。iPhoneは、ね。世界対応のケータイだから、各諸外国語が入力できる。その辺は魅力だったけど。でも、インターネットを閲覧するとか、wordで文章を打つとか、そういう当たり前の使い方よりも、絵を描いたり、音楽をつくったり、ウェブサイトを更新したり。そういうのは、まだまだノートPCを持って行った方が楽ちんだし、完璧。ケータイとノートPCを別個にしておいても、現状、不満なところはないので。もう少し様子見だな、と思った。ひとつだけ、こういうスマートフォンのメリットをあげるとすれば、片手で操作できるように設計されている、というところ。これはノートPCよりも圧倒的に勝っている点。文字の入力方法が、片手で入力することを前提に構築されている。これがPCにもオプションで導入されれば、PCは最強になる。満員電車じゃ、さすがにキーボードを打てないし、ね。

年賀状~!!

2011年01月02日

年賀状、今年の年賀状は「因幡の白兎」である。「ウサギ」って何があるかなァって考えてみたんだけど、結局、真っ当なのは3匹くらいしか思いつかなかった。「アルミラージ」か「ジャッカロープ(アンテラビット)」か「スクヴェイダー」くらい。順番に「一角兎 in アラビア(結構、食欲旺盛で強いらしい!?)」、「鹿角兎 in ワイオミング州(お土産屋さんで結構、剥製が売っているらしい!?)」、「有翼兎 in スウェーデン(スンツヴァルという町じゃ大人気らしい!?)」。どれもピンと来なくって。どうしようかなァと悩んでいたら、たまたま『古事記』を読んでいたときに「因幡の白兎」に出逢って、「ああ、これだ!」と思った。「白兎」じゃなくって「素菟」。「素人」の「しろ」。《素っ裸の兎》。「ああ、これだ!」と。

年賀状

以下、『古事記』から原文のまんま掲載。それからボクの軽い感じの訳も載せておこうと思う。

僕在淤岐嶋、雖欲度此地、無度因。故、欺海和邇。言、「吾與汝競、欲計族之多少。故、汝者隨其族在悉率來、自此嶋至于氣多前、皆列伏度。爾吾蹈其上、走乍讀度。於是知與吾族孰多。」如此言者、見欺而列伏之時、吾蹈其上、讀度來、今將下地時、吾云「汝者我見欺。」言竟、卽伏最端和邇、捕我悉剝我衣服。
(『古事記』「稻羽之素菟」より:原文のまま)
ボクは淤岐(おき)の島にいて、この地に渡ろうとしたんだけど、どうにもいい方法が見つからなかったんだ。だから、海の和邇(わに)を騙してこう言ってやったのさ。「ボクとキミ、どっちの仲間が多いか比べてみようよ。キミたちは仲間をいるだけ連れてきて、この島から氣多の岬まで、みんなで一列に並んでくれ。そうしたら、ボクはその上を踏んづけて走りながら数を数えるよ。それでボクの仲間とどっちが多いか分かるさ」ってね。そうしたら、和邇のやつ、ころりと騙されて一列に並んだものだから、ボクはやつらの上を踏んづけて、数を数えながら渡っていった。そして、もう地面に着こうとしたそのときに、「やーい、キミたちを騙してやったぞ!」と言ったら、そう言い終わるか終わらないかのうちに、一番こっち側にいた和邇がボクをふん捕まえて、毛皮を全部、剥いでしまったんだ。

イラストはそのまんま、兎が和邇を騙してぴょんぴょんと跳んでいくシーン。サメを緑色に塗ってみたのは「和邇(わに)」という言葉からの連想。『古事記』原文では「和邇」となっている。四国地方で「サメ」のことを「ワニ」と呼ぶ方言があることから、ここでいう「和邇」はサメだと解釈されている。何しろ、日本にはワニなんていないから、ね。だから、イラストではサメ説をとって絵を描いた。

でも、実は「和邇」はワニだという説もある。インドネシアにはシカがワニを騙して一列に並べて、背中を伝って川を渡ったという民話が残されている。このアジアの民話が日本に伝わって『古事記』に掲載されたというわけ。日本にはライオンはいない。でも「獅子」という怪物は幻想動物として伝わっている。だから日本にワニがいなくても「和邇」というアリゲータやクロコダイルをもとにした怪物がいてもおかしくない。そういうワニ説もある。サメは回遊魚。だから常に泳がなきゃ。止まっていられない。本当は、海上に一列に並ぶなんて不可能だ。それに、水族館がない古代。日本にサメがいたとしても、一般の人がサメの姿を正確にイメージするのは難しい。だから、ワニというよく分からない怪物として「和邇」を連想したと考えた方が考えやすい。だからボクとしては幻想動物「和邇」が真っ当だ、とは思っている。

ちなみに、実在の宇佐族(予言者の一族)と和邇水軍(物流関係の職にあった一族)の戦いを描いたのだという説もあるらしい。まあ、そんなこんな。

あ、そう言えば、紅白では『トイレの神様』に心を奪われてしまったよ。あれは紫姑神の歌なのかな(ニヤリ)。

「トイレ」と掛けまして「宗教」と解きます。その心は……どちらも「紙(神)」がないとダメでしょう。

明けましておめでとうございます。

2011年01月01日

2011年、始まりました。イエア。今年もがんばるぞ。というか、今年こそがんばるぞ。何か昨年は異動があったり結婚したりで全ッ然、自分のペースで生活できなかったので、今年はウェブサイトに力を入れるぞ、という決意。まあ、毎年、何かしら抱負を書いているんだけど、いつもナアナアになってしまうので、今年は甘めの抱負にしてみようと思う。

「今年は雑記、1週間に1回以上、更新するゾ!」

というわけで(笑)。まあ、このくらい低い目標から始めたいと思う。ふっふー。

我が家のお節!!

写真は我が家のお節。毎年、ね。紅白を見ながら、家族全員でつくっている。今年も久々に実家に帰る。新たにちぃ子も参戦してのお節づくり。今年はママン、ちぃ子が来るから張り切って張り切って。いつも以上にがんばっていて(笑)。こんなになりました。

あ、そうそう。浜崎あゆみが結婚するらしい。ふへぇ。というわけで。

「結婚式」と掛けまして「戦争」と解きます。その心は……どちらも「教会(境界)」でやることが多いでしょう。

妖怪を使って境港は富む

2010年12月04日

横浜駅から夜行バスに揺られて米子まで。延々と11時間ほど。それからねずみ小僧駅0番ホームから妖怪列車に乗って境港の鬼太郎駅へ。長旅だったなあ。でも、念願の境港だ。

駅を降りたら、早速、水木しげると鬼太郎たちがお出迎え。何故だか着ぐるみの妖怪たちもボクたちをお出迎え。それから延々と水木しげるロードを歩く。

水木しげるにモノ申す?

ボクは水木しげる信者じゃない。『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメにハマったわけじゃないし、水木漫画だって、熱中して読んだ世代じゃない。でも、水木しげるの功績は妖怪を図像化したところにある。これは非常に大きなインパクトがあったと思う。キャラクタ化して、初めて、怪奇現象は妖怪になる。そんな気がする。怖さはなくなってしまうし、本質的じゃなくなるのかもしれないけれど、妖怪になる。

水木しげる記念館で、インタビューに答える水木しげるが映っていた。子供たちの質問に答えていく彼。「水木さんは妖怪ですか?」という問いがあった。それに彼はこう答える。「半分妖怪」。彼はもともと人間がそんなに好きじゃない。だから半分妖怪になる資質があったと答えたのだ。これには……すごく納得してしまった。納得したというか、妖怪にハマるって、そういうところから来るのかも、と思った。どこか、この世界と距離を置く人間が、実は非現実世界にのめり込んでいくのかもしれない。ボクも、もしかしたら、そういう「資質」があるのかもしれない。すごく共感した。

「境港に妖怪はいますか?」という問いもあった。これに対する彼の回答は哲学的で秀逸だった。「妖怪を使って境港は富む」と答えたのだ。彼曰く、今、境港は妖怪に乗っ取られそうになっているという。最初は冗談みたいに始まった企画だったけど、でも、今じゃ境港は妖怪に溢れている。境港じゃ面白いことをやっていると人々が集まって、ますます境港に妖怪の銅像ができる。こうして妖怪を使って境港は富むという。面白いよねと彼は笑う。この感覚って、すごいなあと思う。妖怪を妄信しているワケじゃないのだ。

昔、森博嗣が「起き上がりコボシは生物か?」という議論をしていたのを思い出す。倒しても勝手に起き上がる。その動きが面白いから人々が欲しがる。人々が欲しがるから起き上がりコボシは作られる。一部の植物が匂い蜜で蜂を引き寄せて受粉するように、その愛らしい動きによって起き上がりコボシは製造を加速させ、増殖していく。だから起き上がりコボシは生物と言えるのではないか。

妖怪も、何だかそんな感じがする。彼らは人間の好奇心とか恐怖とか、色々な感情に働きかけて、その中で増殖していくのだ。そしてそんな妖怪を水木しげるがキャラクタ化し、境港はそれを利用して町興しをする。妖怪たちにとって、境港はまさに棲みやすい楽園なのだ。

45度のシャフト

2010年12月02日

ずぅっと実家暮らしだったボクだけど、2010年3月に引っ越しをした。念願の一人暮らしである。これを機に購入したのが、コーヒー・ミルだ。

初代コーヒー・ミル(上海製)

このコーヒー・ミルは上海製で、デザインを重視して購入した。上にハンドルがついているデザインはよく見かけるけど、こうやって横向きにハンドルがついているのがボクの理想形だった。それにこのコーヒー・ミル、フォルムがすごく格好いい。非常にアンティークなのだ。

デザインは素敵だけど、若干、力が必要なのが玉に瑕だ。垂直回転を45度のシャフトがそのまんま水平回転に切り替える。この構造のお陰で、スレンダなフォルムになっている。でも、実に力が必要だ。45度のシャフトにすべての応力がかかる設計。そんなこんなで、半年も経たないうちにシャフトがいかれてしまった。ギリギリと変な音とともに、刃こぼれが起きる。コーヒーに鋳鉄が混じっておいしくないので、遂に2代目コーヒー・ミルを購入。この初代コーヒー・ミルは、現在、棚の上に飾られている。

でも、ね。初代コーヒー・ミル。飾られている様が何ともお洒落でいい。今はちぃ子と二人暮らしだけど、一人暮らしのボクの毎朝を支えてくれた素敵な友人なのだ。

いずれ、3代目とか4代目を購入するんだろうけど、デザインでこの初代に勝るものは、なかなか出てこないんじゃないかなあ。

「妖怪を探す旅に行きたいよなあ」

2010年12月01日

12月になった。あっという間だ。

実は今週末、ちぃ子と旅行に行く予定になっている。行き先は鳥取の境港。……そう。「水木しげるロード」である。

その昔、結婚式の準備を進めながら、「新婚旅行、どこに行こうか?」という甘い会話が繰り返される中、ボクは言い張った。「海外に行くなら神話の国ギリシアかエジプトがいいなあ。国内なら遠野か境港がいい。妖怪を探す旅に行きたいよなあ」。

まさにそんな会話が実現し、新婚旅行の行き先はギリシアへ。エーゲ海を中心にしたクルーズがメインのツアーを蹴っ飛ばして、ギリシア本島中心の神話巡りのツアーを選択した。そして今回はその第2ラウンド。鳥取の境港へレッツ・ゴーだ。

……ほとほと我が儘なヤツだな、ボク。でも、それに付き合ってくれるいい相棒・ちぃ子なのである。素敵だ。

というわけで、旅行から帰ってきたら、写真とともに「水木しげるロード」を紹介したい。あ、ギリシア旅行の写真も紹介しなきゃいけないんだなあ。まあ、そのうち、そのうち。