アップルツリー・マン
[イングランド伝承]
【言語】Apple-Tree Man(アップルツリー・マン)【英語】
古い林檎の樹に宿る精霊
アップルツリー・マンはイギリスの伝承に登場する林檎の樹の精。日本では「リンゴ園の主」として紹介されることもある。果樹園の中でもっとも古い樹木に棲みついているとされ、農場主はユール祭(冬至)になると豊作を祈願して、最後の林檎をアップルツリー・マンに捧げたり、リンゴ酒を樹の根元にかけたりしていた。姿に関してはよく分からないが、似たようなリンゴ園の妖精に関する伝承はヨーロッパ各地に残っていて、赤ら顔のおじいさんの姿をしている場合が多いので、アップルツリー・マンも同様の姿をしているのかもしれない。善い行いをする人には素敵なアドバイスをしてくれたり、手助けをしてくれたりするという。