アトラース

[ギリシア・ローマ神話]

【言語】Ἄτλας(アトラース)【古代ギリシア語】
【容姿】肩で天球を担ぐ巨人

罰として天球を担ぐ巨人!?

アトラースはギリシア・ローマ神話に登場する巨人。ティーターン一族の一人。プロメーテウスと同様、イーアペトスの子孫で、クロノスと一緒にゼウスらに反抗した。その罰として、アトラースだけは世界の西の果てで天球を永遠に双肩で支えるという罰が与えられた。ヘーラクレースが黄金の林檎を求めてやってきたときには、ヘーラクレースに代わって黄金の林檎をもいできた。そのままヘーラクレースに天球を押し付けてしまおうと策を巡らせたが、プロメーテウスの助言を受けていたヘーラクレースに騙されて、再び天球を担ぐことになった。ペルセウスがメドゥーサの首でアトラースを石に変えたため、この苦行から解放されたという伝承もある。それが現在のアトラス山脈になったのだという。