カークス

[ギリシア・ローマ神話]

【言語】Casus(カークス)【ラテン語】
   (※ κάκος《悪い》【古代ギリシア語】)

3つ首の巨人、炎を吐く!!!

カークスはギリシア・ローマ神話に登場する巨人。現在のローマがあるアウェンティーヌスの丘に棲んでいて、周辺の人間を喰っていた。ゲーリュオーンから奪ったウシの群れを追っていたヘーラクレースから、数頭のウシを盗み出した。それが英雄の知るところとなって退治された。ローマ神話の鍛冶の神ウゥルカーヌス(ギリシア神話ではヘーパイストス)の息子で、もともとはローマの火の神さまだった。三つの頭を持ち、それぞれの口から炎を吐き出したという。