カリュブディス
[ギリシア・ローマ神話]
【言語】Χάρυβδις(カリュブディス)【古代ギリシア語】
大渦で船を呑み込む怪物!!
カリュブディスはギリシア・ローマ神話に登場する大渦の怪物。カリュブディスという娘は大喰らいで、空腹のためにゲーリュオーンのウシを食べてしまう。その罰として怪物に変えられてしまったという。シチリア島とイタリアの間にあるメッシーナ海峡には、北側の海底にこのカリュブディスが棲んでいて、対岸にはスキュッラという怪物が棲んでいた。カリュブディスは1日に3回、海水を飲み込み、吐き出すため、海面には大渦が出現し、飲み込まれた船は戻ってこない。しかし対岸にはスキュッラという怪物がいて、陸から船乗りをさらって喰ってしまうため、この海峡は船乗りたちにとって非常に厄介な場所だった。