クジャタ

[アラビア伝承][イスラーム]

【言語】كيوثاء〔Kuyūthāʼ〕【アラビア語】 Kujata(クジャタ)【英語】

世界を支える巨大な牡牛!?

クジャタというのはアラビア伝承に登場する巨大な牡ウシ。この世界を背中で支えている。中世アラビアの世界観によれば、クジャタの背中からはルビーの山がはえていて、その上に天使が立っているという。その天使が双肩で我々の住む大地を支えているのだという。4000の耳、鼻、口があり、4000の脚をはやしているという。1つの眼からもう1つの眼までは、歩いて500日はかかるというから途方もない話なのだけれど、そのクジャタも、バハムートという巨大な魚の上に乗っかっており、そのバハムートが泳ぐ海の下にはファラクというヘビが大きな口を開けているというから、アラビアの世界観はものすごい。