ラードーン
[ギリシア・ローマ神話]
Λάδων(ラードーン)【古代ギリシア語】 Ladon(ラドン)【英語】 | |
容姿 | 百の頭がある竜。 |
特徴 | 黄金の林檎を守護している。 |
黄金の林檎を守護する多頭竜!?
ラードーンはギリシア・ローマ神話に登場する百の頭を持つ竜。世界の西の果てにあるという昼と夜の境目の国ヘスペリアで、黄昏の女神ヘスペリスたちと一緒に黄金の林檎の樹を守護している。この林檎の樹は大神ゼウスとヘーラーが結婚したときに、それを祝って大地の女神ガイアが与えたもので、ヘーラーはこの樹をヘスペリアに植え、見張りとしてラードーンを任命した。ラードーンは眠らない竜で不死だという。百ある頭はさまざまな声、あるいはさまざまな国の言葉で喋る。一説では、(不死であるという伝承とは矛盾するが)12の難業の11番目の仕事として黄金の林檎を求めてやってきたヘーラクレースにヒュドラーの毒矢で射殺されてりゅう座になったという。