モルペウス
[ギリシア・ローマ神話]
Μορφεύς(モルペウス)《造形者》【古代ギリシア語】 | |
容姿 | 黒い翼を持った神。 |
特徴 | 夢を司る。眠りの神の息子。 |
出典 | 『メタモルフォーセース』ほか |
人間の姿を夢に見せる神!?
モルペウスはギリシア・ローマ神話に登場する夢の神さま。《眠り》の神であるヒュプノスの息子で、《造形者》という意味である。Ὄνειρος(オネイロス)《夢》たちの一人で、オネイロスたちの中ではもっとも名前の知られている存在である。ポベートール(あるいはイケロス)、パンタソスと三兄弟で、それぞれ夢を司っているとされる。オウィディウスの『メタモルフォーセース』によれば、モルペウスは人間の姿を、ポベートールは動物の姿を、パンタソスは無生物の姿を見せる役割を負っているという。彼らは大きな黒い翼を持ち、その翼で音もなく飛翔したという。