オルゴイ・コルコイ
[未確認動物(UMA)]
【言語】Олгой Хорхой(オルゴイ・コルコイ)《腸のような虫》【モンゴル語】
Mongolian Death Worm(モンゴリアン・デス・ワーム)【英語】
ゴビ砂漠に出没する猛毒の巨大な芋虫!!?
オルゴイ・コルコイはモンゴルのゴビ砂漠に棲息するとされる怪物。モンゴルの遊牧民や部族の間に古くから伝わっていて、怖れられていたという。オルゴイ・コルコイというのは《腸のような虫》を意味する現地語で、英語圏ではモンゴリアン・デス・ワーム(Mongolian Death Worm)と呼ばれることが多い。日本でもこの表記が広く浸透しているように思う。体長50センチから1メートル半ほどの巨大なミミズのような姿をした怪物で、赤や茶褐色の身体に黒い斑点があるという。夏の短い雨季の間だけ地表に姿を現す。黄色い毒液を撒き散らし、ときには火花を放電して人間や家畜(ウマやラクダなど)を襲って殺すという。まるでB級怪物映画のモンスターみたいである。ウマに乗っていた男性がこの怪物を発見し、手に持っていた家畜を追う棒で突いたところ、棒先は緑色に変色し、ウマも乗り手もその場で死んでしまったというバシリスクの伝承みたいな話もある。オルゴイ・コルコイの死骸を見つけた男性が死骸を鉄板に乗せたところ、鉄板が緑色に変色、死骸をフェルトで3重に包んだところ、その布地も緑色に変色したというから、その毒液の威力は凄まじいらしい。