パーン
[ギリシア・ローマ神話]
【言語】Πάν(パーン)【古代ギリシア語】
Faunus(ファウヌス)【ラテン語】
ヤギの下半身と角を持つギリシアの牧神!?
パーンはギリシア・ローマ神話に登場する牧畜の神さま。若い男性の上半身にヤギの下半身、そしてヤギの角を持つ。ヘルメース神の息子。母親は子供の姿を見て驚いて逃げ出したが、ヘルメースはひどく気に入ってオリュムポスに連れて行ったという。すると全ての神々が喜んだため、《すべて》を意味するパーンという名前が与えられたという俗説がある。パーンはニュムペーを追い回したり、葦笛を吹き鳴らして恐慌(パニック)を送ったりする。非常に古いアルカディアー地方の神さまであると考えられている。