ポレヴィーク

[スラヴ伝承]

名称Полеви́к(ポレヴィーク,パリヴィーク),Полево́й(ポレヴォーイ,パリヴォーィ)【ロシア語】
容姿全身から草がはえた妖精。
特徴外敵から畑を守護し、怠け者を懲らしめる。

ロシアの村の畑の守護者!?

スラヴ伝承に登場する畑の精霊。その名前はロシア語で《野原,畑》を意味するпо́ле(ポーレ)に由来する。Полево́й(ポレヴォーイ)と呼ばれることもある。身体は泥のようで、身体からは草や麦わらが生えているという。白い服を着ているとされる。作物の高さに合わせて背丈を変えることができるため、なかなか人間に目撃されることはない。畑に入り込んだ旅人を迷わせることがある。怠け者が嫌いで、サボっている農夫を見つけると酷い目に合わせるという。また、畑を荒らす人間や、酔っ払って畑で眠ってしまう人間がいると鎌で切り殺したり、首を絞めて殺してしまうこともある。