スマウグ
[イギリス文学]
【言語】Smaug(スマウグ)【英語】
【出典】J.R.R.トルキーン『ホビット』ほか
イギリスの典型的なドラゴン像!?
スマウグはJ.R.R.トルキーンの『ホビット(The Hobbit)』に登場するドラゴン。中つ国のはなれ谷に棲む赤みを帯びた黄金色のドラゴンで、ヘビのような身体に4本の脚をはやし、背中のコウモリのような翼で空を飛翔し、火を吐く。ときおり、村を襲っては家畜やホビットなどを喰らっていた。スマウグは非常に貪欲なドラゴンで、ドワーフたちから貴金属や宝石を奪い、それを山のように積み上げて、そこで眠っていた。そしてそのいずれの宝がなくなっても、すぐに気がついたという。スマウグの身体の鱗は剣や槍などの武器を通さない非常に頑丈なものだったが、ビルボ・バギンズが下腹部の鱗にほころんだ箇所があることを発見している。これを伝え聞いたバルドによって、矢でこの部分を射られてスマウグは退治された。