脛擦り(スネコスリ)
[日本伝承][妖怪]
【言語】脛擦り(スネコスリ)【日本語】
夜道で足にすり寄り、すり抜け、絡みつく妖怪!?
脛擦り(スネコスリ)は岡山県に伝わる妖怪。夜に出現し、その姿についてはよく分かっていない。小イヌのような姿で想像されることが多い。雨の日に、何かが歩いている人の足元にすり寄ってきて、足の間をすり抜けていく。その薄気味悪い感覚だけで、姿は見えないのである。同様の妖怪は香川県にもいて、「足曲がり(アシマガリ)」と呼ばれている。綿のようなものが道を行く人間の足に絡みついて進行を邪魔するという。この妖怪も姿は分からないのだけれど、シッポを握った人間がいるというので、これも小イヌのような妖怪なのだろうか。