タクシム
[スラヴ伝承]
Taxim(タキシム) |
復讐のために墓場から甦る死に損ない(アンデッド)!?
タキシムは東欧の伝承に登場する怪物。強い怨みを残して死んだ人間が、自らの意思で甦り、復讐のために地上を徘徊するもので、その他の一般的な怪物のように、邪悪な霊や悪魔がとり憑いたものではなく、あくまでも本人の意思によって動いている。肉体は時間経過とともに腐敗するため、やがて悪臭を放つようになる。そのため、恐ろしい姿ではあるが、タキシムは自らの復讐のために動いているので、無関係な人間には危害を加えないという。彼らは怨みを晴らすまで動き続ける。けれども、神の名の下に復讐が約束されれば、再び死体に戻ることができるとも言われている。
(あまり資料が多くないため、よく分からないことが多い怪物ではある)