アテーナー

[ギリシア・ローマ神話]

名称Ἀθηνᾶ(アテーナー)《アテーナイの女》【古代ギリシア語】
Minerva(ミネルウァ)【ラテン語】
容姿鎧兜に身をまとい、槍を持つ。
特徴知恵の女神。織物、工芸の女神。戦の女神。
出典ヘーシオドス『テオゴニアー(神統記)』ほか

都市国家を守護する戦略に長けた知恵の女神さま!?

ゼウス(Ζεύςと知恵の女神メーティス(Μῆτις)の娘。知恵と織物、工芸の女神。鎧兜(よろいかぶと)に身をまとい、長槍を持ち、ゴルゴーンの頭が描かれた盾を持った姿で描かれ、都市国家(ポリス)を守護する戦(いくさ)の女神でもあった。信仰の中心地はアテーナイで、アテーナイにオリーブの樹を与えた。アテーナー女神と髪の美しさを競ったメドゥーサ(Μέδουσαを怪物に変え、機織りで競ったアラクネー(Ἀράχνη)を蜘蛛(くも)に変えるなど、怒ると怖い女神さまでもある。

ローマ神話ではミネルウァで、梟(ふくろう)を聖獣とする。