アレース
[ギリシア・ローマ神話]
Ἄρης(アレース,アーレース)【古代ギリシア語】 Mārs(マールス)【ラテン語】 | |
容姿 | 狼を従えた神。美貌の持ち主。 |
特徴 | 戦争の荒々しい側面を擬人化した神。 |
出典 | アポッロドーロス『ビブリオテーケー』ほか |
人間にだって敗北、これでも戦争の神です!?
ゼウス(Ζεύς)とへーラー(Ήρα )の息子で戦争の神。ただし勝利をもたらす神ではなく、神話の中ではしばしば思慮に欠ける行動を取り、しばしば人間相手にすら敗北している。戦争の荒々しい側面、狂乱や破壊を司る神と言える。
神々の中では一位、二位を争う美貌の持ち主とされており、あの愛欲と美の女神アプロディーテー(Ἀφροδίτη)と不倫し、ハルモニアー( Ἁρμονία)などの子を産んでいる。トラーキア地方で崇拝された。