アルテミス

[ギリシア・ローマ神話]

名称Ἄρτεμις(アルテミス)【古代ギリシア語】
Diana(ディーアーナ)【ラテン語】
容姿弓矢を持つ女神。
特徴狩猟と山野の女神。後代には月の女神。男嫌いの潔癖症。処女神。
出典ヘーシオドス『テオゴニアー(神統記)』ほか

潔癖症の女神、水浴びを覗かれ激怒する!?

アルテミスは狩猟と山野の女神。アルカディアやエペソスで崇拝された。ゼウス(Ζεύςとレートー(Λητώ)の娘で、アポッローン(Ἀπόλλωνとは双子の姉弟。大の男嫌いで潔癖症。あるとき、泉で水浴びしていたアルテミスを誤って覗いてしまったアクタイオーン(Ἀκταίων)は、アルテミスによって姿を鹿に変えられ、連れて来ていた猟犬に噛み殺された。

アポッローンと同様に弓矢を持った姿で描かれることが多い。アポッローンが太陽神とされたように、アルテミスも後代にはセレーネー(Σελήνη)と同一視されて月の女神とされるようになった。