ヘルメース
[ギリシア・ローマ神話]
Ἑρμῆς(ヘルメース)【古代ギリシア語】 Mercurius(メルクリウス)【ラテン語】 | |
容姿 | 青年神。とんがり帽子をかぶり、羽根のついたサンダルを履く。 |
特徴 | 知恵の神。旅の神。商売の神。競技の神。賭博の神。盗みの神。伝令の神。 |
出典 | ヘーシオドス『テオゴニアー(神統記)』ほか |
ゼウスの腹心として活躍!?
ヘルメースはギリシア・ローマ神話に登場する神さま。ゼウス(Ζεύς)とニュムペー(Νύμφη)のマイアー(Μαῖα)との間にうまれた子供で、生まれたときから機知に富み、アポッローン(Ἀπόλλων)のウシを盗み出したり、竪琴を発明したりした。旅の神、盗みの神、伝令の神、商売の神など、さまざまな側面を持つ。道祖神として祀られたりもした。とんがり帽子をかぶり、羽根のついたサンダルを履き、マントを羽織り、ヘビが絡みついたケーリュケイオン(Κηρύκειον)と呼ばれる杖を持った姿で描かれる。