デーメーテール
[ギリシア・ローマ神話]
Δημήτηρ(デーメーテール)《母なる大地》【古代ギリシア語】 Ceres(ケレース)【ラテン語】 | |
容姿 | 麦の穂を持った女神。 |
特徴 | 大地母神。植物、穀物、豊饒、収穫の女神。 |
出典 | ヘーシオドス『テオゴニアー(神統記)』ほか |
彼女の嘆き、凶作を引き起こす!?
デーメーテールはゼウス(Ζεύς)やポセイドーン(Ποσειδῶν)の姉弟。大地母神で、植物や穀物、豊饒と収穫の女神さま。麦の穂を持った姿で描かれる。豊作と凶作は彼女の気分次第で変わる。ゼウスとの間にペルセポネー(Περσεφόνη)を産んでいるが、ゼウスにそそのかされ、冥府の神ハーデース(Ἅιδης)がペルセポネーをさらった。このとき、デーメーテールは嘆き悲しんだため、収穫物が一切、取れなくなってしまった。